家族の安心を守る非常用トイレ|子ども・高齢者も使いやすい備えとは? | MOSHIMOHACK

BLOG & INFO

ブログ

家族の安心を守る非常用トイレ|子ども・高齢者も使いやすい備えとは?

#災害に備える

災害、断水、渋滞――そんな“もしも”のとき、もっとも切実な問題の一つが「トイレ」です。特に家族で生活するご家庭では、子どもや高齢者、女性といった我慢が難しい人の存在が、トイレ問題をより深刻にします。

「トイレがない」というだけで、体調を崩したり、衛生面のリスクが高まったりすることも。だからこそ、非常用トイレの備蓄は今や“家庭防災の基本”です。

本記事では、家族で安心して使える非常用トイレの選び方や、人数に合わせた備蓄の目安、おすすめ製品までを網羅的にご紹介。

「うちはまだ備えていない…」という方も、この記事を読めば家族の安全を守る準備がきっと進みます。

なぜ「家族分」の非常用トイレ備蓄が必要なのか?

災害時や断水時、あるいは長時間の渋滞に巻き込まれたとき――「トイレに行けない」という状況は、すぐに健康リスクや精神的なストレスに直結します。

特に家族で暮らしている場合、大人1人がなんとか我慢できても、小さな子どもや高齢者、妊婦など、排泄を我慢するのが難しい人がいれば、それだけで大きな問題になります。

「非常用トイレは1セットだけあれば安心」と考える方もいますが、それは大きな誤解。

家族構成に応じて、“一人ひとりに合った数と種類”を備えておくことが、真の安心につながります。

ここでは、なぜ「家族分」を意識した備蓄が必要なのかを3つの観点から詳しく解説していきます。

家族内の年齢差=必要なトイレタイプが違う

ひとことで「家族」と言っても、その年齢層はさまざま。

乳幼児・学童・中高年・高齢者といったように、それぞれに求められる非常用トイレの条件は大きく異なります。

たとえば小さな子どもには、構造がシンプルで使いやすく、親がサポートしやすいタイプが最適。

一方で高齢者には、しゃがまなくても使えるような床置きタイプや、ポータブル便座対応型が便利です。

女性であれば、「におい」や「プライバシーへの配慮」が不可欠になるため、不透明な袋や防臭性能が重要な選定ポイントとなります。

つまり、「1つの非常用トイレですべての家族に対応できる」という考え方は危険であり、年齢や体格、体調に応じたトイレの準備が必要なのです。

そのため、家庭内にあるトイレが1つでも、非常用トイレは家族構成に応じて複数タイプの備蓄が求められます。

災害時のトイレ不足が健康リスクに直結

大地震や大雨などで断水が発生すると、家庭の水洗トイレはすぐに使えなくなります。

こうした状況で多くの人が「とりあえず我慢しよう」と考えますが、これが健康被害を招く大きな原因になります。

排尿を我慢しすぎることで「膀胱炎」や「尿路感染症」を引き起こす可能性があり、特に女性や高齢者はリスクが高まります。

また、排便を我慢すれば便秘が悪化し、腹痛や嘔吐、精神的なストレスを抱えることにもなりかねません。

さらに避難所ではトイレの数が足りなかったり、衛生面が不安だったりして、「行きたくても行けない」状況に直面することも。

こうした健康被害は、子ども・高齢者・妊婦といった“我慢が難しい層”により深刻に影響します。

だからこそ、「家庭内で完結できる非常用トイレ」の備蓄が、家族の健康を守るカギとなるのです。

※水洗トイレが使えない場合の対処法は、断水でトイレが流れない!正しい流し方と応急対応まとめの記事もあわせて確認しておきましょう。

「1人〇回分×家族人数」が基本の備蓄目安

非常用トイレの備蓄量を考えるとき、多くの人が「何回分必要か?」という疑問を抱きます。

基本的な目安としては、「1人につき1日5回程度(排尿3〜4回+排便1回)×3日分=15回」が基準とされています。

つまり、4人家族であれば「15回×4人=60回分」程度の非常用トイレが必要になるという計算です。

ただし、これは最低限のライン。災害が長期化した場合や、複数の場所(自宅・車・職場など)に分散備蓄する場合は、もう少し多めに備えておくのが理想です。

また、「1セットに何回分含まれているか?」は製品によって大きく異なります。

たとえばMOSHIMOHACKの非常用トイレ基本パックは50回分入りで、家族4人が2〜3日間使用できる分量がまとめて備えられる設計。

  • 史上初!消防士監修の災害用トイレ 大地震発生時、「断水」によってトイレが使用不可に…!そんなときに役立つのが非常用トイレ! MOSHIMOHACK 非常用トイレは、予期しない緊急時に私たちの生活を守るためのアイテムです。この製品は50回分の使用が可能。コンパクトに収納できるため、ご家庭の備蓄に最適です。使い方はシンプルで、特別な準備は不要。必要な時にサッと取り出して、安心して利用することができます。デザイン性も配慮されており、目立たずスマートに保存できるため、導入しやすいのが特徴です。 …

    MOSHIMOHACK 非常用トイレ 50回入

こうした「家族人数×回数」をしっかり意識した備蓄計画を立てることが、安心の第一歩です。

家族全員が使いやすい非常用トイレの条件とは?

非常時に備えて非常用トイレを用意するだけでは、十分とは言えません。

それが「家族全員」にとって“使いやすい”設計になっているかが、非常に重要なポイントです。

特に子どもや高齢者、女性など排泄に不安を抱える人にとっては、ただの簡易トイレでは不安や抵抗感があり、結果として「使えない」「我慢してしまう」という事態になりかねません。

この章では、家族の中でも特にサポートが必要な3つの層――子ども・女性・高齢者――に注目し、それぞれにとって安心して使える非常用トイレの条件を解説します。

子ども向け:簡単に使える構造+失敗しにくい設計

子ども、とくに幼児〜小学生くらいの年齢の子は、非常時の状況だけでなく、「見慣れないトイレ」というだけでも戸惑いを感じるものです。

そのため、子どもが安心して使える非常用トイレには、以下のような特徴が求められます。

  • 手順が少なく、説明なしでも使えるシンプル構造
  • 軽量で子どもの力でも持ちやすいパッケージ
  • 専用便座や便器を使わなくてもそのまま使える設計
  • 排泄物が見えにくい不透明な袋で、心理的な負担を軽減

MOSHIMOHACKの非常用トイレセットは、「袋に凝固剤を入れてから用を足す」というシンプルな流れで、小さな子でも親のサポートがあればすぐに使えます。

また、使用後は二重袋構造で口を縛るだけなので、におい漏れも心配なく、衛生的に処理できるのも大きな安心材料です。

さらに、非常時は普段よりも排泄回数が増えがちなので、「失敗したときに予備がある」という点でも、余裕を持った備蓄数の確保が必要です。

※なお、詳しい処理手順については、非常用トイレの正しい処理方法|使い方・廃棄の流れまで徹底解説!の記事を参考にすると安心です。

女性向け:プライバシー&衛生に配慮された仕様

女性にとって非常用トイレは、単なる機能面だけでなく、「人目を避けて安心して使えるか?」が非常に重要なポイントです。

たとえば避難所や車中泊など、人が多く集まる場所での使用を想定した場合、次のような配慮が不可欠です。

  • 袋は不透明な素材で、外から中が見えない
  • 使用中に姿を隠せる目隠しポンチョや簡易テントと併用可能
  • においが外に漏れにくい防臭設計
  • 使用後すぐに処理できるティッシュやチャック袋(※MOSHIMOHACK製品はチャックなしの防臭二重袋)

さらに、非常時の生理や体調不良への備えとして、トイレと一緒にナプキンやウェットシート、消毒グッズのセット備蓄も推奨されます。

MOSHIMOHACKの非常用トイレは、女性の使用を想定して黒色不透明・防臭仕様の袋を採用しており、周囲の目を気にせず使用できます。

また、15年保存が可能なため、備えておくだけで長期的な安心につながるのも魅力です。

高齢者向け:座れる・安定して使える工夫があるか

高齢者の場合、「しゃがみこむ姿勢」が難しいケースが多く、床置きタイプの非常用トイレでは不安定さや転倒のリスクが出てきます。

そのため、高齢者向けには以下のような配慮が必要です。

  • 車椅子やポータブルトイレの上に設置できる袋タイプ
  • 安定した椅子やボックスと組み合わせて使える仕様
  • 素早く使える構造で、排泄のタイミングを逃さない
  • 介助者がサポートしやすい手順であること

MOSHIMOHACKの非常用トイレは、便器不要で使用可能な袋+凝固剤タイプ。

高さのある椅子や踏み台と組み合わせることで、座って使用する工夫が可能です。

また、ティッシュ付き・使用後は二重袋で縛るだけの簡単設計なので、介助者も安心してサポートできます。

高齢者は水分摂取量の減少や薬の影響で便秘になりやすいため、トイレの“我慢”は命に関わる場合も。

だからこそ、誰でもすぐに使える“工夫された備蓄”が求められるのです。

使用シーン別!家庭に必要な非常用トイレのタイプ一覧

非常用トイレと一言で言っても、その形状や機能、用途は実にさまざまです。

「とりあえず1セット買っておけばいいだろう」と思ってしまいがちですが、使用シーンに応じた適切な選び方をしなければ、いざというときに「使えなかった…」ということになりかねません。

特に家族で備える場合、自宅・車中・避難所など、それぞれの環境に適した非常用トイレを準備しておくことで、あらゆる状況に対応できる安心感が得られます。

この章では、家庭防災においてよくある3つのシーン別に、最適な非常用トイレのタイプを詳しく紹介します。

在宅避難用:長期保存できて量が多いタイプ

地震や大雨などでライフラインが止まった際、「自宅に留まる」という選択をする家庭も増えています。

このような在宅避難では、水道が使えない=トイレが流せないという状況が長引く可能性があります。

そのため、自宅用には以下のような非常用トイレを備えるのがおすすめです。

  • 長期保存(10〜15年)対応で、ローリングストック不要
  • 大容量タイプ(50回以上)で、家族人数分に対応可能
  • 消臭・抗菌機能つきで、室内に保管しても安心
  • 凝固剤・袋・ティッシュなどがセットで完結しているもの

MOSHIMOHACKの非常用トイレはこの条件をすべて満たしており、家族4人で2〜3日間をカバーできる50回分セットとして好評です。

在宅避難は「水以外はある程度使える」という前提もあるため、ゴミ処理のための外袋や新聞紙なども合わせて保管しておくと万全です。

車・レジャー用:持ち運びしやすい携帯タイプ

家族での旅行や帰省、レジャーにおいても、渋滞やトイレ休憩の不安はつきもの。

特に高速道路や山間部では、トイレのある場所が遠い、混んでいて入れないという状況に陥ることもあります。

こうしたときに備える非常用トイレは、以下のような条件が理想です。

  • コンパクトで車内の収納スペースを取らない
  • 数回分だけの小分けタイプ(3回分〜10回分程度)
  • においが漏れにくい防臭袋付き
  • 子どもや女性でもすぐに使えるシンプル設計

MOSHIMOHACKの基本パックは50回分と大容量ですが、必要に応じて「数回分ずつ持ち出す」スタイルにも対応でき、チャック袋や車載ボックスに分けて常備する活用法もおすすめです。

※より詳しい備え方は、非常用トイレを車に常備する方法もご覧ください。

また、車内でのプライバシー確保には目隠し用のポンチョやブランケットなども併せて準備しておくと、使用時のストレスを軽減できます。

避難所用:目隠しやポンチョ付きの個人用トイレ

避難所生活では、トイレの数が不足したり、衛生環境が悪化したりすることが多く、特に女性や子どもにとっては深刻なストレスになります。

そのため、避難所で使用する非常用トイレは、「簡単に持ち運べること」と同時に、「人目を避けて使える工夫」が重要になります。

選ぶポイントは以下の通りです。

  • 個人で持ち運べるサイズ・重さ
  • 目隠しポンチョやテントと併用できる形状
  • 凝固剤や袋の使い方がシンプルで誰でも使える
  • 使用後に密封して持ち帰れる防臭袋付き

MOSHIMOHACKでは現在、目隠しやポンチョの単体販売は行っていませんが、将来的には女性向けセットとして開発も検討中です。

現時点では、基本パックを避難袋に数回分ずつ分けて持たせる方法が現実的であり、衛生面・プライバシー面を意識したトイレ処理を家族内で共有しておくと安心です。

MOSHIMOHACKの非常用トイレが家族に選ばれる理由

数ある非常用トイレの中でも、「どれを選べばいいのか分からない…」「結局、どれが家族向けに安心なの?」と悩む方は多いはずです。

そんな中、高い評価とリピート率を誇っているのが、MOSHIMOHACKの非常用トイレシリーズ。

ここでは、家族の命と安心を守るために、MOSHIMOHACKの製品がどのようなポイントで選ばれているのかを3つの視点からご紹介します。

日本製の高性能凝固剤+15年保存の安心感

非常用トイレにおいてもっとも重要なパーツのひとつが「凝固剤」です。

MOSHIMOHACKでは、日本国内で品質検査をクリアした高性能凝固剤を採用しており、抗菌・消臭効果も確認済み。

万が一の災害時にも、安全で衛生的な使用ができるよう徹底されています。

さらに、多くの製品が「5年保存」なのに対し、MOSHIMOHACKでは業界最長クラスの15年保存を実現。

これにより、「買い直しの手間がない」「ローリングストック不要」といったメリットがあり、長期間にわたって家族の安心をキープできます。

一度備えておけば、災害だけでなく、断水・渋滞・アウトドアなど、幅広いシーンで活用可能です。

50回分の大容量だから家族4人でも安心

「家族全員の分を用意するのは大変…」という方にも安心なのが、MOSHIMOHACKの基本パック。

1セットに凝固剤×50包、排便袋×50枚、外袋×10枚、ポケットティッシュ×50個がすべて含まれており、家族4人で2〜3日分に対応できる大容量仕様です。

  • 史上初!消防士監修の災害用トイレ 大地震発生時、「断水」によってトイレが使用不可に…!そんなときに役立つのが非常用トイレ! MOSHIMOHACK 非常用トイレは、予期しない緊急時に私たちの生活を守るためのアイテムです。この製品は50回分の使用が可能。コンパクトに収納できるため、ご家庭の備蓄に最適です。使い方はシンプルで、特別な準備は不要。必要な時にサッと取り出して、安心して利用することができます。デザイン性も配慮されており、目立たずスマートに保存できるため、導入しやすいのが特徴です。 …

    MOSHIMOHACK 非常用トイレ 50回入

多くの簡易トイレ商品が「5回分」「10回分」などの少量タイプであるのに対し、MOSHIMOHACKは必要回数を“まとめて備蓄”できる点が強み。

保管もコンパクトで、玄関・クローゼット・車のトランクなどにスッキリ収まるため、備えていることすら忘れてしまうほど。

複数の場所に分けて保管したり、ポーチに小分けして持ち歩くことも可能で、柔軟な備え方ができるのも人気の理由です。

不透明袋&防臭設計で女性・子どもも使いやすい

MOSHIMOHACKの排便袋は黒色の不透明素材で、使用後の中身が見えないよう配慮されています。

また、口をしっかり縛れる厚手素材を採用しており、チャックなしでもにおいが漏れにくい防臭設計になっています。

この構造により、女性や子どもが抱きやすい「恥ずかしい」「においが気になる」といった心理的ハードルをぐっと下げることができます。

さらに、50個のポケットティッシュも同梱されており、水が使えない状況でも清潔に処理できる設計となっています。

「家族で使う」ことを前提に設計されているため、年齢や性別を問わず、誰でもストレスなく使えるのが最大の魅力です。

まとめ|非常用トイレは“家族の数だけ”備える時代へ

災害・断水・渋滞――トイレが使えなくなる“その瞬間”は、突然やってきます。

そしてそのとき、トイレ問題を甘く見ていた家庭ほど、パニックや健康リスクに直面しやすいのもまた事実です。

本記事では、「非常用トイレ 家族」というテーマのもと、

  • なぜ家族人数分の備蓄が必要か
  • 年齢・性別によって異なるトイレの条件
  • 在宅・車・避難所といった使用シーン別の備え方
  • そしてMOSHIMOHACKが家族に選ばれている理由

を徹底解説してきました。

トイレの不安は、心の不安に直結します。

特に子どもや高齢者、女性にとっては、“我慢できない”ことが命のリスクにつながることもあります。

非常用トイレは、単なる「災害グッズ」ではありません。

家族の尊厳・健康・安心を守る、最重要の防災アイテムです。

今こそ、自宅や車の中に「家族の人数分+α」の非常用トイレを備えることが、未来の命と笑顔を守る第一歩になります。

MOSHIMOHACKの非常用トイレなら、

  • 50回分入りで家族に対応
  • 日本製・高性能凝固剤で15年保存
  • 不透明袋&防臭設計で女性や子どもも安心

といった特徴で、あなたの家族に“使いやすさ”と“信頼”の両方を届けてくれます。

ぜひこの機会に、「家族の数だけ備える」非常用トイレの習慣を始めましょう。

この記事の著者

寺澤 友宏

1991年12月3日生まれ。3歳〜9歳まで家族と台湾で暮らし、1999年9月21日に台湾で発災した「921地震(M7.6)」を経験。自然災害の怖さを体感し、帰国後は消防士を志し、救急救命士国家資格を取得。長野県で8年間消防吏員として経験を積み、2022年に独立。防災士・災害備蓄管理士の資格を取得し、株式会社MOSHIMOHACK代表取締役に就任。現在は消防士時代の経験・知識を活かした各種防災グッズの開発・製造・販売に従事しています。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 株式会社Grantry All Rights Reserved.